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はじめに
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短寿命不安定核は、 普通は同じくらいである陽子と中性子の数が、 極端に違う核(中性子が極端に多い中性子過剰核など)のことで、 これらはすぐに別の原子核へと崩壊するために地上には存在していません。 また、最も不安定な原子核(陽子もしくは中性子をどんどん くっつけてゆくと、やがてそれ以上はぼろぼろとこぼれ 落ちてくっつくことができなくなるところ) を結んだものを『ドリップライン』とよびます。

上記の不思議な現象は、この『ドリップライン』と呼ばれる領域近辺で 特に多く発見されています。この『ドリップライン』 近傍領域の不安定核は、安定核から遠くはなれた領域であるために 生成できるようになったのはつい最近になってからであり、 今後原子核をより詳しく調べるためにこの領域の原子核の 構造研究は必要不可欠なのです。

私達の研究室では、原子核をより詳しく知るために このドリップライン近傍核の核構造研究を行っています。



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