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はじめに
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私達のグループでは、 原子核の中の構造、特に、地上には存在しない 『短寿命不安定核』と呼ばれる原子核の構造を調べています。 みなさんご周知のとおり この世界にある物質はすべて "原子"が組み合わさって構成されており、 原子は中心にある硬くて重い"原子核"のまわりを 軽い"電子"が回っている、という構造をしています。 さらに小さいところまで見て行くと、原子核の中には 正電荷を持つ陽子と、電荷を持たない中性子の 二種類の粒子が存在しています。
(ちなみに、原子核はとても重たく、一円玉ほどの大きさの原子核は なんとピラミッド10個分ほども質量がある。)



原子核の性質は、 中にある陽子・中性子がどんな構造を しているかに大きく依存します。 つまり、陽子と中性子がそれぞれ何個ずつあり、 それらがどんな状態でくっついているか、ということが 原子核の性質を決定しているのです。 この『何個ずつ、どんな状態で』ということを 様々な原子核について調べることで 原子核の構造や性質についての一般的な知見を 得ることができるのです。

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